Q.実家の近くの森林でクワガタを捕まえました。童心に戻って飼育することを考えていますが、クワガタにはどんなエサを与えればいいのでしょうか?砂糖水などでいいのでしょうか?なるべく長生きさせたいとは思っています。ちなみにノコギリクワガタです。

また、「夏のクワガタにはスイカ」というイメージがあるのですが、最近はスイカを上げることはあまり良くないと言われていると聞きます。スイカを与えてもいいのでしょうか?

スイカを与える場合はケース内の水分に注意!

A.無難なエサは昆虫ゼリーでしょう。高タンパク質なゼリーも販売されていますから、長生きさせたいならそれらを利用してはいかがでしょうか。果物でお勧めなのはバナナやリンゴ、パイナップルになります。

「クワガタにスイカ」という組み合わせについてですが、クワガタにスイカを与えるのは好ましくありません。

まず、スイカは水分が多いですが栄養分はそこまで高くありません。砂糖水も同様です。スイカや砂糖水「だけ」を与え続けるというのは、長生きさせるにはあまり向いていないといえるでしょう。

また、夏場の常温の飼育ケースにスイカを設置すると、スイカが痛んだり腐ったりしてしまいます。人間と同じで、クワガタも腐ったり痛んだりした果汁を与えると弱ってしまいます。

野生のクワガタもスイカに群がることもありますので、与える分には問題ないのでしょうが、スイカ「だけ」を与えるのはおすすめできません。

どのエサを与える際に注意頂きたいのが、ケース内の水分です。クワガタ等の甲虫類はお腹の側面に「気門」という呼吸をするための穴があります。スイカなどの水分の多いエサを飼育ケースに置くと、エサの水分とクワガタ自身の排泄物の水分によって飼育ケースが満たされてしまい、この「気門」に水分が浸透してしまいます。

「気門」に水分が吸着するとクワガタは呼吸が出来なくなり、衰弱してしまいます。溺死や水死と同じ状態になるのです。ケース内の喚起やマットの交換は怠らない様に注意してください。

余談ですが、「クワガタにスイカを与えると下痢をする」という話がありますが、これには疑問があります。クワガタの排泄と伊野はそもそも液体状であり、固形の排泄物をしないからです。ある意味、常に下痢状態ともいえます。

「スイカを食べて下痢をするから長生きできない」ではなく、上記で説明したようにケース内に水分が満たされたり、スイカ自体が痛んでしまい衰弱したと考えられます。